当院の特徴と視点

内科認定医、プライマリ・ケア連合学会認定医が診察します

 院長は内科認定医、プライマリ・ケア連合学会認定医です。また、柏崎市国民健康保険北条診療所の所長として10年以上勤務した経験があり、あらゆる内科疾患の診療に携わって参りました。様々なからだや心の不調、病気でお悩みの患者様のお役に立てると思います。ぜひ受診して下さい。

脳神経内科専門医が診察します

 院長は脳神経内科専門医です。20年以上にわたり脳神経内科を専門とし、診察して参りました。また、当院の職員、看護師・事務員は院長と働いた経歴があり、共に研鑽を重ねた、経験豊富な人材を揃えました。私たちは「チーム樋󠄀口内科医院」で、地域医療に貢献致します。脳神経疾患でお悩みの患者様、からだや心の不調、病気でお悩みの患者様は、当院を受診して下さい。

脳神経内科で診る症状や病気

①物忘れ ②動きにくい ③ふるえやしびれ ④頭痛 ⑤痛み

  • 記憶や認知に関わる病気
    認知症・アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症・嗜銀顆粒性認知症・(脳梗塞、脳虚血、脳出血による)脳血管性認知症・無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)・水頭症・甲状腺疾患・副腎疾患
  • 体や体の一部が動きにくくなる病気
    脳卒中・脳梗塞・脳出血・虚血性脳血管障害・パーキンソン病・パーキンソン症候群・進行性核上性麻痺・皮質基底核変性症・筋萎縮性側索症(ALS)・脊髄小脳変性症・多発性硬化症・顔面神経麻痺・眼瞼けいれん・顔面けいれん
  • ふるえやしびれを生じる病気
    パーキンソン病・本態性振戦・末梢神経障害・血管炎・てんかん・脳卒中・脳梗塞・脳出血・虚血性脳血管障害・パーキンソン病・パーキンソン症候群・進行性核上性麻痺・皮質基底核変性症・筋萎縮性側索症(ALS)・脊髄小脳変性症・多発性硬化症・顔面神経麻痺・眼瞼けいれん・顔面けいれん
  • 頭痛や片頭痛
  • 痛みを生じる病気
    片頭痛・緊張型頭痛・慢性頭痛・三叉神経痛

開院のきっかけ

 病院勤務時代に、急性期脳卒中患者様を多く診察して参りました。すでに脳卒中を発症し、救急車で運ばれた患者様の緊急対応をして参りました。入院のうえ脳梗塞を悪化させない治療と再発予防の治療を行い、社会復帰・在宅復帰を目指してリハビリテーションを行い、退院まで患者様に寄り添い治療して参りました。
 しかし、脳卒中を発症する患者様を診療する中で、脳卒中を発症したあとの患者様に関わることがあっても、脳卒中を発症する前の状態で患者様の治療に関わることがないことに気付きました。これが病院で勤務することから診療所、そして開院するに至るきっかけになりました。
 内科医として、そして脳神経内科医として、脳卒中を発症する前から患者様に関わることで一次予防(脳卒中発症そのものを予防すること)が出来ないものか、「脳卒中発症予防に貢献したい」、と考えるようになりました。
 また、私は介護認定審査会の委員を務めており、要支援や要介護の判定を行っております。その中で、ADL(日常生活動作)が大きく低下している方、認知症で介護に多くの手間がかかる方、その割合を大きく占める原因疾患は脳卒中です。
 医師として、介護認定審査会の委員として、いかに脳卒中予防が大切か、痛感致しました。

当院の視点

 脳卒中予防の診療を目指すには、診療のすそ野を広げることが大事だと考えています。
 「脳卒中が心配だ」という方は健康意識が高いからこそ相談に来られた可能性もあり、結果としてあまりリスクの少ない患者様もおられると思います。問題はご自分では「何の心配もない」と思われている患者様だと思います。
 一般的に脳卒中と直接関係ない様に感じるが実はそうではない、という患者様をどのように診療することが最善なんだろうと考えます。
 その問いに対して明確に答えられませんが、当院としては、内科医としてある程度何でも診療致します、というスタイルを確立して様々な症状でお困りの患者様が来院されるという、患者様との「接触」の機会を保ちながら、頭痛は片頭痛なら予防の注射薬まで診療します、とか、心臓疾患の場合は手術が必要な状況で無ければ心房細動に代表される不整脈や慢性心不全は入院が必要になるまで診療します、とか、めまい症状につきましても、脳卒中急性期や耳鼻科疾患として有名な突発性難聴・メニエール病の急性期以外なら診療します、というように、「脳卒中に直接的にも間接的にも関与しうるジャンルの疾患については一歩踏み込んで、責任もって診療する」、というスタイルを確立すべきだと考えています。そうすることで、内科全般の診療でひろく貢献し、脳卒中予防で貢献し、深堀りしたジャンルで貢献し、パーキンソン病に代表される神経変性疾患の診療で貢献し、この考えをぶれることなく地域医療に貢献しつづける、ということが当院の重要な視点の一つでございます。遠回りのように見えて王道で近道だと信じています。

健康長寿を目指して

 寿命100年時代と言われる昨今、長寿はそれだけで素晴らしい。そう思う反面、それだけでは不十分ではないかという疑問も感じます。できれば「元気」で長生きしたい、そして人生を豊かに過ごしたい、誰もがそう願っているはずだと考えるからです。また、脳梗塞・脳出血は、運動障害や認知症を生じて、健やかな生活を脅かし、要介護状態を生じる原因としてその割合を大きく占めていることも事実です。
樋󠄀口内科医院が、脳梗塞・脳出血の予防を目指す理由はそこにあります。要介護状態を回避し、豊かな人生を過ごしてもらいたい、そう願っております。
脳梗塞・脳出血を、完全に予防する方法は解明されていませんが、発症の確率を下げることは可能です。私たちはそのお手伝いを致します。
具体的には、心房細動などの不整脈、心臓弁膜症や心臓疾患、血管に関する病気(頸動脈狭窄症、動脈硬化症など)、高血圧・糖尿病・脂質異常症をはじめとする生活習慣病が発症リスクとして有名です。その他にも直接的・間接的に脳梗塞・脳出血を生じるリスクはいくつも存在します。つまり、総合的に診療を行いフォロー・アップする必要があります。これこそが重要なポイントであり、脳梗塞・脳出血の患者様をたくさん診てきた脳神経内科医の得意とする分野だと言えます。

キュアよりもケア ~病気で苦しむ患者様の苦痛を和らげること、治療可能な病気を治すこと~

 私たちはキュア(治癒)と同時に、ケア(医療的・心理的支援)を重視します。
脳神経内科は全科の中で病気の数が多い科だと言われます。発症予防が可能な病気、治癒が望める病気、症状を改善できる病気、症状の進行を止められる病気がある一方で、症状の進行を遅らせることは出来ても、結果的に悪化する病気もあります。これは脳神経内科に限った話ではありません。では、キュアが望めない患者様にはどうすることが適切なのかと考えたとき、私たちは自ずとケアの重要性に気付きます。
 重大な病気に罹患した患者様がいらしたとして、それを苦に深く思い悩む姿は容易に想像できると思います。一方で、簡単な治療で治り、症状も軽症な病気に罹患した患者様がいらしたとして、それを苦に深く思い悩まれる姿は想像し難いのではないでしょうか。
 実際には、病気の軽重に関わらず、病気に対する感じ方は人により様々で、一般的に重大とは考えられていない病気であっても、必ずしも苦痛に思わない・悩まないとは限らない、と私たちは考えています。
 言い方を変えますと、物事を一方向から捉えないこと。例えば立方体の様に、オモテ面があればウラ面があり、上下左右にも面があります。患者様は人間であり、人間の心理は立方体よりもっと複雑で多面的なので、想像力を働かせて接すること・治療や指導をすること・支援すること・ケアすることが、いかに大切か理解できます。
 私たちは、どんな病気や症状でも、また、どの病期にあったとしても、キュアを目指すとともにケアを心掛けてサポート致します。